DR02国内初披露も、AI博覧会 Summer 2026にフィジカルAI企業が集結
公開日:2026年8月16日

DR02国内初披露も、AI博覧会 Summer 2026にフィジカルAI企業が集結

DR02国内初披露も、AI博覧会 Summer 2026にフィジカルAI企業が集結

3行解説

  • アイスマイリーが8月26日・27日にAI博覧会 Summer 2026を開催します。
  • DR02の国内初披露やcinnamon 1など、実機展示が多数予定されています。
  • AI-OCRや行動検知AIも並び、現場向け技術の幅広さが目立ちます。

AI博覧会 Summer 2026で何が見られるのか

2026年8月26日・27日の2日間、株式会社アイスマイリーは「AI博覧会 Summer 2026」を新宿住友ビル三角広場で開催します。今回で10回目となるこの展示会は、過去9回で累計5万7000人以上が来場したAI・人工知能専門イベントです。

会場では、フィジカルAI、国産LLM、産業用ヒューマノイドロボット、異常検知AIなど、幅広い分野の出展が予定されています。株式会社エルザジャパンは、世界初のフルボディIP66防塵防水仕様をうたう産業用ヒューマノイドロボット「DR02」を国内で初披露します。DR02は、マイナス20度から55度までの温度環境に対応し、雨天や高湿度、粉塵のある場所でも屋内外で動けるとされています。同社は四足歩行ロボット「Lynx M20 Pro」も出展します。ドーナッツロボティクス株式会社は、量産型・二足歩行ヒューマノイド「cinnamon 1」を展示し、声を出さずに手振りや指の動きで操作できる「サイレントジェスチャーコントロール」を紹介します。

ロボット以外では、住友電工情報システム株式会社の企業内検索システム「QuickSolution」、株式会社アイ・ティー・ワンの会話型AI-OCR「ORCANO」、株式会社METRO PLUSの行動検知AIシステム「HEART」なども紹介されます。会場全体としては、研究段階の話だけでなく、現場で使う場面を想像しやすい技術がそろっている点が特徴です。

フィジカルAIの展示が示す現場ニーズ

今回の展示で目を引くのは、DR02やLynx M20 Proのように、屋外や危険な場所を前提にした機体が前面に出ていることです。工場、建設、災害対応のように、床が平らとは限らない現場では、見た目の派手さよりも、雨や粉塵、温度差にどこまで耐えられるかが使い道を左右します。DR02のIP66対応や広い温度範囲は、その判断材料になりやすい情報です。

また、cinnamon 1のようなジェスチャー操作は、騒音の大きい空港や工場で役立ちます。声を出せない場面でも合図だけで伝えられるため、現場の人がロボットに近づいて使う場面と相性がよいでしょう。展示会は単なる見本市ではなく、こうした機体が「どの現場なら本当に使えるか」を見極める場になっています。

【解説】DR02とcinnamon 1が示す“使える条件”

DR02とcinnamon 1は、どちらもヒューマノイドですが、狙っている現場は少し違います。DR02は屋外や悪天候を含む厳しい環境での移動を意識した機体で、cinnamon 1は人の近くで、音を出さずに合図で動かす使い方に向いています。つまり、同じヒューマノイドでも、必要なのは「万能さ」ではなく、現場ごとの得意分野です。

この展示会が示しているのは、フィジカルAIが研究室の中だけの話ではなくなってきたという点です。ただし、見た目や話題性だけで導入を決めると、現場とのずれが出やすくなります。まずは屋外対応、騒音環境、監視業務のように、課題を一つに絞って比べる見方が欠かせません。

展示会で注目を集めたDR02のように、屋外や過酷環境に強いロボットは、現場の使い方を広げるヒントになります。こうした動きは業界全体で進んでいるため、自社の課題に合う活用範囲を見極める視点が大切です。

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出典: ロボスタ