ビー・アンド・プラス、AGV・AMR向け新型バッテリー発売 配線を減らし残量管理も見やすく
公開日:2026年8月17日

ビー・アンド・プラス、AGV・AMR向け新型バッテリー発売 配線を減らし残量管理も見やすく

ビー・アンド・プラス、AGV・AMR向け新型バッテリー発売 配線を減らし残量管理も見やすく

3行解説

  • ビー・アンド・プラスが、AGV・AMR向け新型リチウムバッテリーを発売しました。
  • 充放電コネクタを標準搭載し、CAN通信の残量表示機能も付けました。
  • 配線を減らし、残量確認をしやすくした点が特徴です。

AGV・AMR向け新型バッテリーの中身

2026年8月12日、ワイヤレス給電・充電技術を手がける株式会社ビー・アンド・プラスは、AGV(無人搬送車)やAMR(自律走行搬送ロボット)、産業用ロボット向けの新型リチウムバッテリーを発売したと発表しました。製造は協力会社の株式会社日本蓄電池が担います。

この新型バッテリーは、充電用と放電用のコネクタをあらかじめ取り付けた仕様です。従来は、充電や残量確認のために周辺機器や配線が増えやすく、組み込みの手間がかかる場面がありました。今回はその部分をまとめ、機器への組み込みや省スペース化を意識したつくりになっています。

対応電圧は24Vと48Vクラスです。12Vバッテリーを直列につなぐ必要がないため、セルバランスが崩れる心配を減らせます。加えて、CAN通信に対応しており、バッテリー内部の情報を外部機器とやり取りできます。残量表示機能の「CANレベルゲージ」も標準で付属し、表示色と数値で充電状態を確認できます。

配線を減らす設計が現場にもたらすもの

今回の発表で目を引くのは、バッテリー単体の性能だけでなく、周辺の扱いやすさまで含めて設計している点です。AGVやAMRは、止まる時間を短くしたい機器です。だからこそ、充電のたびに配線をつなぎ替える手間や、残量が読みにくい不安は小さくありません。ビー・アンド・プラスの新型バッテリーは、その面倒を減らす狙いがはっきりしています。

特に、搬送機器を複数台動かす倉庫や工場では、1台ごとの電池管理が積み重なって運用負荷になります。CANレベルゲージのように残量を見やすくする仕組みは、担当者が「まだ動けるか」を判断しやすくします。高出力ワイヤレス充電システムの開発も進めているため、今後は充電作業そのものの自動化と組み合わせる流れも見えてきます。

【活用イメージ】AGV・AMRの電源管理はどう変わる?

この新型バッテリーは、搬送ロボットの台数が増えるほど価値が出やすい製品です。たとえば、夜間にまとめて充電したい物流倉庫や、日中も止めずに回したい製造ラインでは、残量確認のしやすさがそのまま運用のしやすさにつながります。配線を減らした構成は、後付け改造よりも最初から組み込む場面に向いています。

ただし、現場ごとに必要な電圧や充電方式は違います。AGV・AMRの台数、稼働時間、充電の置き方まで含めて見ないと、せっかくの省スペース設計も生きません。電源まわりは地味に見えて、搬送自動化の安定運用を支える土台です。

AGVやAMRのような搬送機器では、電源まわりの作り方が運用のしやすさを左右します。こうした周辺技術の進化は、現場全体の自動化を支える土台として見ておきたいところです。

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出典: ロボスタ